by nihonsystemsekkei
Presented by
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
その他のジャンル
記事ランキング
|
(多分叙情的な散文であるため、敢えて注釈は付けません)
素材として ホルンは多分刷込み(一般的に言うよりも広範な意味で)であろうが好きである。複数のバイオリンが奏でる音がユニゾンまたはハーモニーに拘わらずすきである。バイオリンのソロはなぜか嫌いである。多分バイオリンの単独音が嫌いなのだろう。アブラゼミの鳴声から受ける印象が近いような気がする。1匹ではものすごく暑苦しくうるさいのに、集団で鳴いていると不快ではない。ピアノも例外はあるが概ね嫌いである。食材ではイカがこれにあたる気がする。概念は著しく異なるが、「嫌う」ということの印象としては近い。 手段要素として 属和音から主和音への移行時の全体の中での基音の動きが好きである。下属和音から主和音回転形への動きも好きである。ホルン5度も良い。協和音が好きな身にして、長2度から1度への解決を基調とした動きには、その美しさに驚いたことがある。 品目として ラベルのボレロを{A1,A2,B1,B2}の繰返しとする場合の3回目と4回目のA1には、scoreにない(と思える)音が聞こえ、つい何度でも聞いてしまう。何度も聞くといえば、今我家の自家用車に一人で乗るときは常にArabesqueのBilly's Barbecue(だと思う)をrepeatしているが、このように、気になるものは数十〜百回は連続して聞く性質が私にはあるらしい(今月始めには5時間ほど自室で睡眠学習してしまった)。ハイドンの交響曲の意図を知りたいと思ったが、現在休憩に入っている(らしい)。 今後 感受性(?)の自己紹介ということになると思うが、いずれ表題にたどりつけると思う。 食事あるいは料理への嗜好の内省(その2?:何につけ食わず嫌いとMein kampf) ミシェルフーコーの著作、ユングの著作、キルケゴール、日蓮、法然の教義、ルター、カルバンの教義、マーラーの曲、大抵の文学、おそらくほとんどのノンフィクション読み物、国家としての合衆国及びその実行者である大統領と選んだ選挙民、再加熱したみそ汁、飯から作った「粥」。そして「創作料理」を掲げる多分すべての料理屋。生姜:天王寺地下のラーメン屋のスープとカツオのたたき(但し、自家風)により優勢→大学時代の中華料理屋で勝利。茄子:漬け物以外の母親由来のものに全敗していたが、小学4年祖母の納骨の際、知恩院での天ぷらに勝利。春菊:水炊きでしなる程度の加熱により勝利。蛎、レバー:生食により勝利。柚:青いものの皮について最近優勢。レモン(ウォッカがぶ飲み時のチェイサーとする場合を除く)、梅干:記憶にあるかぎり1勝以外全敗。コーラ:ウィスキーを加えれば、ほぼ勝てる。 以下、劣勢に甘んじているもの。鯛(煮物を除く)、鮃、いか(一部を除く)、鶏のささみ、芋焼酎、加熱保温したコーヒー、米酢、ほたての刺身などなど。鍛えねばならない。 食事あるいは料理への嗜好の内省(その3:好んでいるまたはすることまたはもの) 大学のころ、月1〜2回中華料理の店に通った。すべてカウンター席で、制作課程を見ることができたため、調味料を推測したり自分で試作したりしていた。ましだったことは2回程あるが、総じて塩の使い方が下手で、豆板醤はもっと下手だった。下ごしらえ(油通しまで含め)が極めて重要であると思う。そして、ついにわからなかったのは作法である。知ったからといって従うとは限らないが、知りたいと思っている。 会社に入ってしばらく後、バイキングのインド料理屋ができる前の2年程度、週に5日程であるが会社の近所の(昼のみ)カレー屋で昼食を摂っていた。インドの人が作っていた間はそのカレー、来日前は常にサラダカレー。バイキングの店ができてしばらくすると、その店はランチをやめてしまい、必然的にバイキングの店に通うこととなった。バイキングといっても、カレーは豆のもの、野菜のもの、鶏のものの3種で、その内の豆と野菜のものが概ね日ごとに変化する。料理人は現在多分4人目(もしかしたら5人目?)で、それぞれに特徴があった。残念ながら制作課程を見ることができないため、図書に頼るが、やっと一度、このまま精進すれば作れるようになれるかもしれないと思えるものができたことがある。 また、カレーの中でもよりprimitiveなものは豆であろうという想像もしている。アメリカから持ち帰られなければ存在しなかった唐辛子やトマト、じゃがいも等がなくても十分成立するものを考えると、私にとっては豆のものが最も自然に感じられたためである。 その後昨年後半より、食費削減のため回数を減らしたところ、やたら洋食が気になりはじめた。ヨーロピアンはたいてい高価であるため、これはとてもまずい事態である。しかし、ローマから移植され、カレームやエスコフィエを経てできあがってきた(現在も変化しているらしい)ものと、より伝統的なものと、それらを生んだものへの興味は強い。困った。 つづく???(河尻)
by nihonsystemsekkei
| 2006-03-08 09:51
| スタッフコラム
|
ファン申請 |
||